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映画愛にあふれた三谷幸喜作「ザ・マジックアワー」
超人気脚本家の三谷幸喜の監督最新作「ザ・マジックアワー」を試写で観て来ました。

豪華なフルセットでの撮影は前作の「The有頂天ホテル」を思わせますが、今回の作品は、もっとパーソナルでノスタルジックな雰囲気。懐かしいレトロなギャング映画のイメージを再現しています。
なんせ舞台となる港町の名前がシカゴならぬ守加護(すかご)!
主人公・妻夫木聡の役名が備後(ビンゴ)!ですから、はなっから現実感は放棄して楽しむ姿勢で観るべき映画です。例によって三谷作品でおなじみの面々が多数カメオ出演してますから、それを探すのも楽しみの一つなのかな。
お話は昔のアメリカ映画風のシチュエーションコメディの再現です。
ギャングのボス天塩(西田敏行)が支配する港町・守加護(すかご)。
そのボスの愛人に手を出して殺されそうになった備後(妻夫木聡)は、命を助けてもらう代わりに「幻の殺し屋」デラ富樫を探さなければならなくなります。しかし富樫は見つからず、タイムリミットが迫る!そこで備後が取った作戦は、デラ富樫のニセ者を用意することでした。備後は売れない役者、村田大樹(佐藤浩一)を映画の撮影とだまして、殺し屋に仕立て上げたのでした・・・。
三谷脚本は、映画と信じて殺し屋役を演じる村田と、彼を本物の殺し屋と信じるギャングの面々とのスレ違いのギャグで大いに笑わせます。記者会見で語った「3分間で10階は笑わせる」は大げさにしても、3分で1回は笑えます。クスッて感じですけどね。僕は普段テンション低いので・・。
しかし見どころは何と言っても、佐藤浩一のコメディ演技!
こんな演技が出来る人だったんですねえ。ホントに驚いた。西田敏行、小日向文世、寺島進などの芸達者な面々の中での佐藤浩一の演技がサイコーにおかしいのですが、特に寺島進のコワモテ演技との対比がホントにおかしくて、隣の席の女の子はゲラゲラ笑い通しでした。
あとは画面のあちこちにちりばめられた映画に対する思い入れや愛情。いろんなシーンにその想いが感じられるのですが、なんと言っても、あの「日本映画の巨匠」の最後の姿が拝めるのには驚きました。
リアルな映画ではなく、題材もちょっと古い感じなので、一般の映画ファンにどれほどアピールするかは心配ですが、とりあえず参考映画としては、雰囲気が近い「スティング」と、ギャング映画としてのオマージュも観られる「アンタッチャブル」を挙げておきます。気楽に観られる映画としてオススメ。


(2008.5.9)

豪華なフルセットでの撮影は前作の「The有頂天ホテル」を思わせますが、今回の作品は、もっとパーソナルでノスタルジックな雰囲気。懐かしいレトロなギャング映画のイメージを再現しています。
なんせ舞台となる港町の名前がシカゴならぬ守加護(すかご)!
主人公・妻夫木聡の役名が備後(ビンゴ)!ですから、はなっから現実感は放棄して楽しむ姿勢で観るべき映画です。例によって三谷作品でおなじみの面々が多数カメオ出演してますから、それを探すのも楽しみの一つなのかな。
お話は昔のアメリカ映画風のシチュエーションコメディの再現です。
ギャングのボス天塩(西田敏行)が支配する港町・守加護(すかご)。
そのボスの愛人に手を出して殺されそうになった備後(妻夫木聡)は、命を助けてもらう代わりに「幻の殺し屋」デラ富樫を探さなければならなくなります。しかし富樫は見つからず、タイムリミットが迫る!そこで備後が取った作戦は、デラ富樫のニセ者を用意することでした。備後は売れない役者、村田大樹(佐藤浩一)を映画の撮影とだまして、殺し屋に仕立て上げたのでした・・・。
三谷脚本は、映画と信じて殺し屋役を演じる村田と、彼を本物の殺し屋と信じるギャングの面々とのスレ違いのギャグで大いに笑わせます。記者会見で語った「3分間で10階は笑わせる」は大げさにしても、3分で1回は笑えます。クスッて感じですけどね。僕は普段テンション低いので・・。
しかし見どころは何と言っても、佐藤浩一のコメディ演技!
こんな演技が出来る人だったんですねえ。ホントに驚いた。西田敏行、小日向文世、寺島進などの芸達者な面々の中での佐藤浩一の演技がサイコーにおかしいのですが、特に寺島進のコワモテ演技との対比がホントにおかしくて、隣の席の女の子はゲラゲラ笑い通しでした。
あとは画面のあちこちにちりばめられた映画に対する思い入れや愛情。いろんなシーンにその想いが感じられるのですが、なんと言っても、あの「日本映画の巨匠」の最後の姿が拝めるのには驚きました。
リアルな映画ではなく、題材もちょっと古い感じなので、一般の映画ファンにどれほどアピールするかは心配ですが、とりあえず参考映画としては、雰囲気が近い「スティング」と、ギャング映画としてのオマージュも観られる「アンタッチャブル」を挙げておきます。気楽に観られる映画としてオススメ。


(2008.5.9)
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